健康食品産業協議会について

ごあいさつgreeting

プレゼンスを高め、トータルヘルスケアに寄与する業界を目指して

2021年5月27日の定時社員総会において役員改選が行われ、その後開催された理事会において再び会長に就任させていただくこととなりました橋本です。2019年から2年間会長を務めさせていただきましたが、先ずは会員の皆様、理事の皆様、事務局の皆様、分科会のリーダーの皆様方に支えられて2年間活動させていただきましたこと、この場をお借りして深く感謝いたします。又今回再び会長にご信任頂きましたことに心より感謝申し上げます。

一般社団法人健康食品産業協議会(以下、JAOHFA)のミッションである「健康食品の健全な育成と振興」のための施策として現在市場が大変活性化している機能性表示食品を中心に、トータルヘルスケア推進の役割を担い、魅力的な産業として業界のプレゼンスを高め、産業振興を図っていくことが益々求められてきていると感じております。

免疫機能をうたう機能性表示食品が届出公表された他、新たな機能性に期待する商品が次々と出てきて制度に期待する声が高まっている一方、取り締まりが厳しくなっている、事後チェック指針が事実上の事前チェックになってとてもハードルが高くなっているなどの声も聞かれ、課題はまだまだ多いと感じております。アメリカのサプリメントの市場規模と比較してもまだまだ日本の健康食品産業の成長の余地は大きいと考えております。

さらに業界がプレゼンスを高めていくためには、分科会活動の中で出てきたアウトカムを行政と相談しながら、業界自主基準として社会に認知をしていただき、従来のステークホルダーの方々に加えて幅広いヘルスケアプロフェッショナルの方々からの信頼や支持を得る努力を積み重ねていけば、健康食品に対するネガティブな声が出た際にもそれを打ち消すだけの力強いステートメントが出せる体制が出来てくると考えます。

お陰様で事業者正会員の数も59社となり、多少予算的にも活動の幅を拡げられる方向性が見えつつあります。しかしながらもっとプレゼンスを高め、是非JAOHFAに入会をして業界を盛り上げたいという事業者の皆様方に加わって頂けるよう、さらに魅力のある団体に進化し、ヘルスケア業界の中でも中心的な役割を担っていく団体になっていく必要があるかと思います。

2025年には大阪万博が開催されますが、テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で日本の健康食品産業が先端的なモデル産業として世界にアピール出来る絶好の機会です。そのための道筋を作るために新しい執行部の方々とタッグを組んで微力ながらJAOHFAに貢献出来ればと考えております。

これまでご支援頂きました皆様に心から敬意を表し、引き続いてJAOHFAをご支援賜りますことをお願いして就任の挨拶といたします。

2021年6月

一般社団法人健康食品産業協議会会長 橋本 正史

一般社団法人
健康食品産業協議会
会長 橋本 正史

(一社)健康食品産業協議会とは jaohfa is

  • 健康食品業界主要6団体の連合会(発足:2009年、一般社団法人化:2016年)
  • 役割
    • 業界の意見を取りまとめて行政に提言する。
    • 業界の自主的な取組みを推進する。
【理念】
私たちは、健康長寿社会の実現に向けて、各方面のステークホルダーと協働し、広く健康リテラシーの向上と産業の健全な育成・振興を図ります。
【取り組み姿勢】
(1)人々の健康のために、食品成分のポテンシャルを最大限発揮させるべく、環境整備を進めていきます。
(2)商品の提供及び人々の健康リテラシー向上に取り組んでいきます。
(3)多方面の方々と協力の輪を作りつつ、活動を進めていきます。
(4)健康食品が人々から高く信頼される存在となることを目指し、責任ある産業振興を推進します。

役員一覧

氏名所属役職
会長橋本 正史ケミン・ジャパン株式会社代表取締役
副会長青山 充公益財団法人 日本健康・栄養食品協会常務理事兼事務局長
副会長谷口 茂株式会社明治取締役専務執行役員
副会長脇坂 真司一般社団法人 国際栄養食品協会専務理事
理事阿部 文明健康と食品懇話会会長
理事阿部 道郎一般社団法人 日本栄養評議会常任理事
理事桂木 能久健康と食品懇話会副会長
理事菊地 範昭公益財団法人 日本健康・栄養食品協会機能性食品部長
理事北島 秀明薬業健康食品研究会会長
理事徳丸 浩一郎一般社団法人 日本栄養評議会副理事長
理事森下 幸治一般社団法人 国際栄養食品協会副理事長
理事泉澤 勝弘アリナミン製薬株式会社プロダクト戦略本部
アライアンス&開発部長
理事川久保 英一キリンホールディングス株式会社ヘルスサイエンス事業部
学術開発グループ長
理事橘本 賢次郎ユニキス株式会社代表取締役
理事西村 栄作森永製菓株式会社健康科学研究センター
健康訴求評価グループ長
理事原 英郎株式会社ユニアル専務取締役
理事森下 雄司森下仁丹株式会社代表取締役社長
監事津金 貴則健康と食品懇話会監事
監事深澤 武仁一般社団法人 日本栄養評議会常任理事
正会員(団体)業界団体 6団体
団体名 所属企業数 構成又は活動内容
健康と食品懇話会 45社 大手食品企業
(NPO)全日本健康自然食品協会 309社 自然食品店舗販売企業
薬業健康食品研究会 25社 製薬企業
(一社) 国際栄養食品協会(AIFN) 62社 健康食品の国際的調和推進活動
(一社)日本栄養評議会(CRNJAPAN) 120社 食品素材販売及び受託加工企業
(公財)日本健康・栄養食品協会 690社 保健機能食品の普及啓発
JHFA、GMP、安全性認証

活動内容activity

1. 委員会活動
  • ▶定款に定めるところの「事業を円滑に推進」するため、長期的な視野に立って協議検討し、健康食品産業協議会の活動の充実化を図ります。
広報委員会 健康食品に関する正しい情報提供、健全化啓発、公正な世論の喚起。
2. 分科会活動
  • ▶「課題解決を円滑に推進」するため、業界としての意見を取りまとめ、その成果は「行政との議論」、「業界自主基準」として活用されます。
  • ▶メンバーはテーマ毎に産業協議会内で公募します。
ガイドライン分科会 機能性表示食品制度の各種課題に関する業界意見の取りまとめ。
ビタミン・
ミネラル分科会
栄養機能表⽰に関する業界意⾒の取りまとめ。
エビデンス向上分科会 届出書の科学的根拠の記述レベルの向上。
食薬区分分科会 食薬区分の関連法規に対する適正運用に向けた課題解決の取りまとめ。
健康食品原材料・
製品の製造・品質分科会
ものづくり現場の品質レベル向上に向けた業界意見の取りまとめ。
公正競争規約分科会 機能性表示食品の公正競争規約策定に向けての業界意見の取りまとめ。
安全性分科会 健康食品に関する安全性確保の施策取りまとめ。
3. 行政への提言活動
1. 機能性表示食品制度に関する検討会
  1. ① 「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」(2013年度)
  2. ② 「機能性表示食品制度における機能性関与成分の扱い等に関する検討会」(2016年度)
2. 規制改革推進会議(内閣府)
  1. ① 2017年実施計画 No.27~34「機能性表示食品制度改善8項目」
  2. ② 2018年実施計画 No.25,26「食薬区分の運用改善」
  3. ③ 2019年実施計画 No.9,10「機能性表示食品の届出事後チェックに係るガイドラインの作成」
3. 機能性表示食品担当者意見交換会、業界団体窓口(消費者庁)
  1. ① ガイドライン、Q&Aの設定・改正(各年度:改正は各8回)
  2. ② 事務連絡対応(2018年度:4団体連携)
  3. ※届出後における安全性及び機能性を担保するための分析実施並びに健康被害の未然防止・拡大防止を図るための健康被害の情報
     収集等に関する事項について、届出者及び事業者団体への自主的な取組の要請
4. その他諸活動
  1. ① 食品衛生法改正(厚生労働省:2017~2018年(2018年6月18日公布))
  2. ② 健康長寿産業連合会(WG2、WG4:2019年~)
  3. ③ 健康医療新産業協議会新事業創出WG(事務局:内閣官房健康・医療戦略室、経済産業省
  4. (前身は次世代ヘルスケア産業協議会):2016年~)
  5. ④ 健康食品産業協議会:有効性データと表示のあり方分科会(機能性表示食品における病者データ・健康の
      増強と見なされるデータの扱いと適切な表示範囲の拡大について検討:2017~2020年)
4. 自主的な取組み
  1. 1.「機能性表示食品」適正広告自主基準(2016年)
  2. 2.「第1回機能性表示食品制度に関するアンケート調査」(2017年)
  3. 3.「機能性表示食品に関する研究レビューの評価及び研究レビュー作成上の留意点」 (2019年)
  4. 4.「公正競争規約準備室」の新設(2019年)
  5. 5.「健康食品製造におけるHACCP導入手順書」(2020年)
  6. 6.「第2回機能性表示食品等に関するアンケート調査」(2020年)
  7. 7.「エビデンスレビュー評価委員会」の新設(2020年)
  8. 8.「機能性表示食品・事後チェック指針・広告パートの解説書」(2020年)
  9. 9.「健康食品産業協議会のロゴマーク」(2020年)
  10. 10.「食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度に対応した健康食品事業者向け対応マニュアル」(2022年)
  11. 11.「第3回事業者向けアンケート調査
  12. ~機能性表示食品等・消費者のヘルスリテラシーに関する事業者の実態調査~」(2022年)

将来像「将来ビジョン」と「構造強化」future

1. 将来ビジョン(目指す姿)
【最終目標】:日本が世界の先頭を走り、全世界に貢献する
実現したい世界
  • 食品成分を人々の健康に最大限活用する
  • 世界中で健康食品が利用され、健康長寿社会の一翼を担う
その上で
何が必要か
仲間を増やす
  • バリューチェーン全体を一枚岩に
  • 行政、アカデミア、消費者団体との連携
業界の自主的な活動
  • 制度を補完
  • 育成するための活動の推進
もっと
魅力的な製品に
  • 食品・サプリメントの多様化(表示、素材、製品形態)
  • やる気とアイデアのある新規プレーヤーの参入障壁の低減
  • 地域特産品など農産物の機能性表示の推進
  • 外食メニューの機能性表示の推進
消費者に
適切な知識を
  • 産業協議会からの情報発信強化
  • Health Care Professionalの育成と店頭での戦力化
  • 学校教育での「食と健康」への取り組みの働きかけ
食と健康の
科学の進歩
  • 「科学」の方向性分析
発展のための土台
3拍子揃った表示制度
  • エビデンス・安全性・品質の担保
  • 適確な表示・広告
  • 各国間でのハーモナイゼーション
2. 構造強化のための組織変革
  • 1. 2019年度から「正会員(事業者)制」を導入

    • ① 正会員(団体):健康食品関連団体既存
    • ② 正会員(事業者):健康食品に関係する事業者(法人)新規
    • ③ 賛助会員:健康食品に関係する上記以外の団体、事業者、個人既存
  • 2. 関連業界団体との連携強化

    • ① まとまりのある効率的・効果的な活動へ
    • ② これまで各団体が果たしてきた役割の強化

組織図company organization

下記をクリックしていただくと委員会・各分科会の詳細を見ることができます。

※必要に応じて設置。

ロゴマークについてlogo mark

一般社団法人健康食品産業協議会 ロゴマーク

このロゴマークは、健康食品産業協議会(Japan Alliance of Health Food Associations)の「J」をモチーフに、「信頼・誠実」、「安心・安全」、「信用」、「創造」、「先進」、「永続性」、「プロフェッショナル」、「繋がり」、「広がり」のイメージで、ワンランク上の次元のサービスを提供する姿勢と未来を計画的に見つめていく先見性、見識の高さを表現しています。

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